ハクセンシオマネキ
白いシオマネキ
砂地に住んでいる白いシオマネキ。ルリマダラシオマネキより一回り小さく、砂地の保護色なので最初は気付かないかもしれません。良く見ると白にマーブルが入っていてチョコレート柄です。片方の爪が大きいのはオスで手(爪)を振ってくれるかわいい仕草は他のシオマネキと同様です。
海岸ではあまり見かけません
マングローブなどの砂地ではよく見かけますが、海岸の日当たりの良い場所ではあまり見かけません。「歩いて行く無人島ツアー」のスタート地点に少しだけ生息しています。近くの砂地の木陰を覗くと沢山居るのかもしれません。
実はオスは不憫
シオマネキは砂を吸うことで有機成分を栄養にしているのですが、オスは片方の爪が大きすぎて食事に使えません。メスは両方で食事をしますが、オスは小さな爪だけで食事をすることになります。不憫な雄ですが、そんな事実を知ると年々肩身の狭くなる、人間の男性の姿を想像してしまう人も多いのではないでしょうか?
絶滅危惧種
環境省のレッドリスト2006年の改訂で絶滅危惧II類(VU)に分類されています。
※注意:個別の巣穴を有するのは他のシオマネキと同じです。もし、捕まえるようなことがあっても巣穴を見失うことは彼らには生存の危機となりますので、元の巣穴にそっと戻してあげてください。