遊ぶには干潮と満潮どっちが良い?
磯で遊ぶといっても様々な遊び方、ポイント毎に地形や潮の流れ、生息している生き物たち、サンゴの有無など違いがあり、一概にどちらがお勧めとは言えません。何れも自然の中では危険は伴いますので注意すべき点をご紹介します。
引き潮、水位が少ない時
沖縄の場合、サンゴが沢山あるような場所では、水位が低すぎるとサンゴを壊したり、足を怪我する、オニヒトデやガンガゼを誤って踏んでしまうなどの危険が考えられます。遊泳する場合はある程度の水位があった方が安全ですが、干潮に向かう引き潮の時はサンゴの切れ目から外海に向かう流れ(カレント)が発生する危険もあります。
満ち潮、水位が高い時
水位が高すぎると、波が環礁を超えて内海に入り陸地の形状により川の様な流れが発生することもあります。また満ち潮に向かい水位が増えていくと、いつの間にか水位が高くなり帰れなくなる場合も考えられます。問題なく立てた場所でも、何時の間にか足が付かない深さになることもあります。
皆様の安全のために
磯遊びは海水浴場とは異なり、安全の担保となるクラゲネットなどの設備もライフガードも居ません。常に自然の中にあって、遊ぶ場所として整備されているわけではないという理解と、安全優先で行動する意識を持つことが必要です。磯遊びの際には十分潮の流れと水位には注意して遊んでください。知らない場所、慣れていない場所では、自身の力量を過信せず注意深く行動することを心がけてください。